Shiro:log:2004後半

Shiro:log:2004後半


(2004/12/28 03:06:36 PST)

From CNN:

Egeland, the UN's undersecretary-general for humanitarian affairs and emergency relief, has called for a major international response -- and went so far as to call the U.S. government and others "stingy" on foreign aid in general.

"If, actually, the foreign assistance of many countries now is 0.1 or 0.2 percent of the gross national income, I think that is stingy, really," he said. "I don't think that is very generous.

"We need rich countries, rich individuals, even only those of us who are reasonably affluent to respond generously," Egeland said.

"Here we are facing people who have lost everything. Hundreds of thousands of people have lost everything. Millions of people are now living in the worst possible hazards of having polluted drinking water, no sanitation, no health services," he said, adding that the conditions are sure to lead to disease.

American Red Cross ( http://www.redcross.org/ ) は現時点で スマトラ沖震災にspecificなドネーションをするところが見当たらない (Disaster Relief Fund が使われるのだろうけど) が、 国際赤十字・赤新月社連盟 ( http://www.ifrc.org/ ) からだと直接使途を 指定できる。 UNICEF ( http://www.unicef.org/ ) だと寄付画面に各国語版がある。

戦争に金を突っ込んで災害支援にはしぶい連邦政府など当てにしてられっか。

(2004/12/10 02:50:17 PST)

Rubyも独自バッファリングか。 Gaucheが独自バッファリングを導入した経緯はGauche:BufferedIOに。 あと、自前でバッファのfill/flushハンドラが書けるのは 予想以上に便利であることが判明した。

exit時にフラッシュする動作を他の処理系がどう実装してるのかは興味あるな。

(2004/12/05 22:06:37 PST) 人気の言語を作るには

成功する言語の秘密がついに解明された!

(2004/12/05 02:47:51 PST) distraction

nobsunとこ2004-12-4の お題をついやってしまう。→Scheme:数遊び

(2004/11/13 04:51:36 PST) リリースエンジニアリング

リリースエンジニアリングが面倒なのは、中途半端に時間を喰う処理が 連続するうえ、処理の合間に人間が面倒をみないとならない時があって 完全に自動化できないからじゃなかろうか。

ただ、部分的には結構自動化できるはずで、Gaucheでも徐々にそちらに 持ってゆきたい。とりあえず、Gaucheの現在のリリース作業工程を 明文化しておこう。→Gauche:リリース工程

(2004/11/03 23:25:44 PST)

『ゲームソフト大手各社、「3D技術特許の侵害」で訴えられる』

該当特許は 4734690。 ざっと読むと、カメラ座標を視点中心からの距離と回転で持って置いて、 コマンドにより回転を変更することでパニングを、距離を変更することでズームする… って、誰だって普通に考えればそう作るだろうよ。とほほほ。 ファイルは1987年4月。先行技術はありそうだがなあ。

(2004/11/03 04:52:16 PST)

これでもブッシュが勝つのか。すげぇ国だな。

今となっては…だけど、Peter Norvig: Hiring a President.

(2004/10/07 01:41:28 PDT)

あちこちで話題の、ACの法則。もとは登さんの日記。

私も感電経験あり。電子工作中の事故だけでなく、確か小学校1年生くらいの 時に、はさみをふたつコンセントに突っ込んでびりびりした覚えがある。 006Pを舐めたこともあり。でも自分が筑波大生のいうACな人なのかどうかは ここの記述だけではよくわからない。誰か教えて。

そういや、「Lispプログラマの(peer reviewによる)能力と、 Asperger症候群のテストのスコア(高いとAsperger)とは比例する」なんて 話もあったのを思い出して、試しに このテストを やってみた。平均は16.4ポイントで、 32ポイント以上のうち8割はautism related disorderだそうだ。 私は31ポイントだった。

(追記) Paul Grahamも感電経験ありだそうだ。ただし9Vの電池なので 彼はDCな人なのかもしれない。

(2004/10/05 21:51:40 PDT)

On Lispが再版されるらしい→ Paulの投稿

この機会に野田さんの邦訳も出版されたらいいなあ。 Lispの本ってどのくらい売れるだろか。

(2004/10/04 05:13:42 PDT)

楽日。満員の観客はとてもsupportiveだった。 芝居を楽しむ空気が、役者からも、スタッフからも、観客からも あふれて、劇場を満たしているのを感じた。 芝居の神様が、降臨とまではいかなくても、見守っていてくれた感じがした。

国は違えども、芝居のココロは変わらんね。

(2004/09/30 17:46:23 PDT) 査読者募集

今年12月頃にオーム社より刊行予定の『ハッカーと画家』 (Paul Graham: Hackers & Paintersの邦訳) について、査読を行って 頂ける方を探しています。1週間〜10日程度で、翻訳原稿と原文に目を通して いただき、誤訳、誤記、事実誤認、定訳とのずれ等を指摘して頂ければと 思います。印税等、金銭的な謝礼は難しいそうですが、刊行時に オーム社編集部より献本されるそうです。 Webで公開されていないエッセイがいち速く読める!というのは あまりメリットではないかもしれませんが、もし興味があって時間を 割いても良いという方がいらっしゃいましたら、shiro at acm dot org宛に 御一報下さい。

なお、書籍版『Hackers & Painters』には、Netで発表されているエッセイ11本 (多少リライトされています)に加え、序文、未発表のエッセイ4本、用語解説が 含まれます。また、邦訳版にはさらに、Paulから日本語版への序文を 寄せてもらう予定です (査読時には間に合わないと思いますが)。

(追記)全部に目を通さなくても、一部だけとか、邦訳をざっと読んで おかしな部分を探すとかでも大丈夫です。

(追記) おかげさまで、こちらで考えていた作業に十分な人数の 方々に名乗りをあげていただきました。ひとまず締め切らせていただきます。

(2004/09/20 01:07:30 PDT)

天泣記2004/9/20。 Gaucheのdynamic-windの振舞いの解析。

ふむ。in-guard で例外が起きると対応する out-guard が実行されるか。

あれ、これはGaucheのバグっぽい。dynamic-windの前処理・後処理での継続の 扱いはR5RSでは明確に定義されてないのだけれど、srfi-18はそこを明確に 定義していて、それだとin-guardの実行はそのdynamic-windの外側の動的環境 で行われるはずだから、同じdynamic-windのout-guardが呼ばれるのはまずい。

(2004/09/15 03:26:42 PDT) CLer vs Schemer

腰はだいぶ良くなった。長時間座って仕事するのはやっぱり良くないそうなので、 息抜きにちょっと泳ぎに行ったりしている。

新山さんがLisper達に吊しあげられた話。おもしろかった。吊し上げられたことじゃなくて、議論が。 Lisp=サヨク説とか。

Common LisperとSchemerは互いに自分の言語の方が優れていると信じており、 Lispな人間だけが居る場では激しい争いを繰り広げる。しかし、どちらも プログラミング言語界全体から見ればマイノリティであることは自覚しているので、 非Lisperが居る場では結束するのだ。戦略的共闘だ。 なお、Lispな人間の密度が臨界を越えそうなILCでは、ちゃんとCLとSchemeで 並列セッションになっているので、爆発に至ることはない。

(2004/09/08 17:47:18 PDT) ぎっくり腰

「ぎく」という瞬間は全く覚えがないのだが。 日曜のステージの最後の出番が終わってはけた時に若干違和感があって、 楽屋で座ってる時はどうってことなかったんだけど、 カーテンコールの頃には歩くのに痛みを感じるようになった。

それでもまさかぎっくり腰とは思わなかったんで、その後映画を 観に行って食事して、そのあたりから歩くのが辛くなってきた。 家に帰ってベッドに横になったが最後、寝返りも打てない状態に。

翌日にはトイレまで何とか往復できるくらいに回復したが、 最初の3日は大人しくしてたほうがよいということで 何もせずに寝ていた。今朝カイロプラクティックに行って、 「ここがずれてますねぇ」とぽきぽきしてもらった。 ずれてる場所が痛むわけじゃないんだねぇ。

ようやくたまったメールと仕事の処理に取り掛かる。 明日のステージは何とかなりそうだ。

芝居のレビューが出てた。特に褒めてもなく、貶すでもなくってとこか。

(2004/09/03 03:33:39 PDT) 初日あけ

何とか無事に初日終了。http://kumukahua.org/plays.html あと18ステージ。長い…

お客さんに「日本語アクセントのpidginが上手」と言われた。 不自然に聞こえなかったようなのでほっとした。

こちらでは初日の舞台前に役者がちょっとしたもの(お菓子とか、花とか)を 皆にプレゼントし合うって習慣があるらしい。 あと、みんな "break a leg" と声をかけ合う。

(2004/08/17 12:06:15 PDT) 帰還

今回はPasadenaに宿泊して、LA downtownまで車で通った。 Pasadenaは良い街だなあ。カフェも多いし。 友人夫妻が住んでいて、かみさんがたいへん御世話になった。 スーパーマーケットに行くと、ハワイは田舎なんだなあとつくづく思う。

週末はLA近郊に住む友人と順番に会っていたのだが、 のんびりハワイでの運転に慣れていると、さすがにLAでの運転は ストレスがたまるようだ。日曜日には肩と首が凝りまくって 一日中寝ていた。

昨日はLAからの戻りの便で、手違いで荷物の出てくるのが遅れ、 空港から直接芝居の稽古に向かう羽目に。

(2004/08/13 01:36:52 PDT)

無線LANは便利だが、つい論文セッションを聞きながら webのチェックなどしてしまう。そしたらPaul Grahamのエッセイが増えてた。 Pythonのパラドックス

(2004/08/11 19:31:09 PDT) SIGGRAPH

"Ryan" がすごい。Electronic Theaterのは短いバージョンで 話がわからないので、Animation Theaterでフルバージョンを見るべし。

どうすごいのかは、もうすこしまとまったら書くかもしれない。

(2004/08/08 10:16:16 PDT) @L.A.

うー宿酔い。LA Convention Center相変わらず寒すぎ。

駐車場が$10ってひどいな。3年前は$7くらいじゃなかったっけ。

それにしてもLAは来るたびに車が増えてる気がする。

(2004/08/04 17:02:23 PDT)

c.l.lで最近話題になった、テキスト端末用Mandelbrot集合。Gauche向けに ちょっと変えてsignatureにも押し込めるように詰めてみた。

(do((y -1(+ y .1)))((> y 1))(do((x -2(+ x .04)))((> x 1))(let1
a(+ x(* y +i))(let l((z a)(c 126))(let1 q(+ a(* z z))(or(and(<
(abs q)2)(> c 32)(l q(- c 1)))(write-byte c))))))(newline))

でも出力を見ると、NetHackのspecial levelのように見えて仕方がない。

(2004/08/03 17:05:15 PDT)

Mark Chapmanは、John Lennonを殺す前の数年間、ハワイに住んでいた そうで、こないだまでKumu Kahuaで一緒のActing Classをとっていた人が、 以前看護婦をしていた時に彼の友人だったとのこと。 なんでもその件で日本のTV局にインタビューを受けて、 それが今日(日本時間8/4)、テレビ朝日19:00〜の番組で放映されるらしい。 どんなコンテキストだったのか、たまたま観た人がいたら教えて下さい(いるかな?)。

(2004/08/01 04:16:36 PDT)

キターーーーー!!!

来たのは先日受けたオーディションの結果で、Kumu Kahua Theaterの 秋の公演(9月〜10月)にキャストされることになったのだ。 でもまだ配役は発表されてないので、ちょい役かも。 最後に舞台に立ったのは1996年だから、実に8年ぶり。

(2004/07/30 04:40:41 PDT) Great Hackers

例によってslashdotで大議論を醸しているようなので ちょいと急いで訳してみた。Paul Graham: Great Hackers

しかしPaulのessayがcontroversialなのはある程度狙ってやってるんだと 思っていたけど、地なのかしらん。

ところで、c.l.sで こんな求人を見た。 Scheme/Lispで仕事がしたくて、シリコンバレーに行ってもいいって人、 応募してみたら。

(2004/07/26 13:35:57 PDT) uri.escape

天泣記 7/26

Unix では ? をファイル名に使えるので、 ~/public_html/question?mark というファイルを作れて、とある HTTP サーバ(のとある設定)では、これは http://host/~user/question%3Fmark という URI になる。

この URI を URI.escape の結果として生成できるかというと...

そもそも、URIのescape規則はURIの各コンポーネント(path, query, fragment) に対して適用されるものなんで (しかもschemeによってどのコンポーネントが decodeされるべきかが異なる)、順番を守ることが必要なはず。

原理的に、既にくっついちゃったひとつのuriを正しくencodeすることはできない。

そこを何とか…って わけですか。でも、%XXの'%'は変えない、というのも、 「大抵は動くがたまに動かないことがある」という嫌な動作になりそう。 (例:パラメータとしてURLを取るリダイレクタに、'#'を含むURLを パラメータとして渡した、というURLをもう一度そのようなリダイレクタに 渡した場合とか)。そんなん万に一つもないだろうから無視!というのも、 まあ、ありでしょう。 私はそういう落し穴はあらかじめ埋めておかないと不安な質なんで気になりますが。

内部的にくっつけないで持っといて、最後の最後に文字列にするって 方向だと、Common Lispのpathnameくらいちゃんと(ごちゃごちゃと)やらんと いかん羽目になりそうな気もする。

ところで、この「落し穴は潰しておきたい」というのは、たぶんSchemerの 多くに共通して見られる傾向だと思うのだけれど、自分の場合、これは 怠惰から来ているように思える。つまり、一度考えたことはもう考えたくないのだ。 特にでかいシステムを作って行く場合、コンポーネントを煉瓦のように 積み重ねてゆくわけだけど、途中の煉瓦に怪しいのがあると、 どんどん上に積んでいった時に全体が傾く。そしたら、上に積んだ煉瓦を ばらして原因を突き止めて、それを置き換えて、また上に積み直さなくちゃ ならない。それが面倒臭い。

Lightweight Languageなら取り崩しも積み直しも楽だし、 まあおおざっぱに1万行以下くらいの小さなプログラムなら たいして問題にはならないだろう。でもいつか、数十万行以上の規模の システムになった時には、土台を直すのは大変。 (行数で規模を測るのはなんだけど、目安としては通じるかと思う)。

そうは言ってもやっぱり穴はどうしても出来る。あれだけ侃々諤々と 議論して作られたR5RSにも、かなりでかい穴がある。 穴の無い仕様なんて作れないのかもしれない。が、それを夢見るのが Schemerなのかもしれん。

(2004/07/19 03:44:41 PDT) CLtL2の謎

ふたつに割けたCLtL2を今日もひっくりかえして調べ物をしていると、 INDEXに次のようなエントリがあった。

kludges, 1-971

1-971は本文全てってことである。これは、 「Common Lisp全てがkludgeの固まりである」というSteeleの隠されたメッセージ、 なのか?!

(2004/07/18 02:47:05 PDT)

読売新聞「博士号取っても定職なし、文科省が「余剰博士」対策へ」から引用。

民間企業も「博士は社会経験が乏しく、視野も狭いので使いにくい」などの理由で 博士の採用を避ける傾向がある。

うーむ。現在では、博士を持ってるってことは、 優秀な研究者としての能力の証にはならないだろうけど、 「自分で仕事を見つけて(作って)管理して遂行できる」って証では あるんじゃないかしらん。だから、スーパーバイズされる必要は無くて、 ディレクターかVPの直下である程度独立して仕事ができて、 必要ならばジュニアレベルの部下を持たせることができる、 くらいの評価はあってもよさそうな気がする。 まあ、現実がどうかはともかく、建前としては。

社内で経験を積んで上がって行くパスだけではなく、 シニアレベルで人材が流動するパスが多い米国だからそう思うのか。 米国では、不景気でシニアレベルの給料は払えん、という理由で 採用を避けられる傾向はありそうだが。

(2004/07/07 01:40:42 PDT)

DSL復活。いやー、もうダイアルアップはつらいのなんの。 人間贅沢を覚えると堕落するなあ。

今までlava.netのDSLサービスを利用してたが、Verizonの提供する やつの方がかなり安いので乗り換えた。lava.netは地元の企業だし、 tech supportで話がわかる人と直接話せるので応援したい気持ちは やまやまなんだが、こっちも経費に余裕があるわけじゃないしなあ。 (ただ、lava.netは固定IP、自宅サーバOKだった。Verizonは 個人向けサービスなのでdhcp、自宅サーバ不可。うちはサーバは 外出ししてるから問題ないけど)。

ただメールアカウントはlava.netにキープするので、popとsmtpを over sshでやるようにする。Mewが何でもやってくれるので sshサーバ名を設定するだけだ。便利だなあ。

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