R6RS:翻訳:R6RS:1.3 Variables and binding

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1.3 変数と束縛

Scheme では識別子をつかって値を格納する場所を示すことができる。これらの識別子は変数と呼ばれる。多くの場合、特に格納場所の値が作成されてから変更されない場合、変数が直接、値を意味していると考えると便利である。

(let ((x 23)
      (y 42))
  (+ x y))         ⇒ 65

この場合、 let で初まる式は束縛構文である。 let に続く括弧でくくられた構造には式に対応する変数を列挙する。変数 x は 23 と対応し、変数 y は 42 と対応する。 let 式により x は 23 に束縛され、 y は 42 に束縛される。これらの束縛は let の本体部分、 (+ x y) で使用可能であり、そこでのみ使用可能である。

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