Gauche:Translation:Devlog:もうすぐ?
(原文: Almost there?)
もうすぐ?
R7RS-small サポートのための変更をコミットしました。
- 正確な複素数はまだです。次のバージョンこそはと見込んでます。
- 問題として衛生的なマクロを定義するマクロ (let-syntax へと展開するマクロ) が報告されています。 それは長年の問題で、 0.9.4 をリリースする前にもう一度挑戦してみるつもりです。 修正のために多くの手間がかかることがわかったならスルーして次のバージョンまで延期します。
- 現在、トップレベル import はデフォルトで Gauche のであり、 R7RS の import とは異なります。 なので gosh で R7RS スクリプトを実行するには -r7 オプションが必要です。 しかし、広く R7RS が採用されればユーザは R7RS コードがそのまま Gauche で動作することを期待するでしょうし、 -r7 オプションを要求することは彼等を混乱させるかもしれません。 後方互換性を維持するために Gauche の import セマンティクスを変更することは出来ず、 R7RS セマンティクスサポートのために Gauche の import を拡張することもしたくありません。 これら二つは、異なる機能を有するためです。 (R7RS import ≒ Gauche の use = require + Gauche の import) しかし、私は別のアイデアをもっています。 Schemeスクリプトがトップレベルで import を使用したときに問題が発生します。 Schemeスクリプトが与えられたとき、 gosh は user モジュールの中でそれの評価を開始します。 だから user モジュールの中でみっつの import フォーム (引数をチェックして R7RS import か Gauche import かにディスパッチする) を提供します。
- そしてもちろん、 R7RS のためにドキュメントの更新を経る必要があります。