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12.56 rfc.uuid - UUID

Module: rfc.uuid

RFC4122で定義されたUUIDを実装しています。

UUIDバージョン1と4を生成する機能、及びUUIDの文字列表記をパーズしたり バイナリから文字列表記を生成する機能が提供されます。

Class: <uuid>

{rfc.uuid} UUIDクラスです。UUIDインスタンスは変更不可なオブジェクトです。

Function: uuid-value uuid

{rfc.uuid} UUID uuidの「生の」値を、16要素のu8vectorとして返します。 返されたベクタを変更してはいけません。

Function: uuid-version uuid

{rfc.uuid} uuidのバージョン番号を返します。

Variable: uuid-comparator

{rfc.uuid} UUID同士を比較したりハッシュ値を取れる比較器です。 比較器については基本的な比較器参照。

註: 二つのUUIDが等しいかどうかはequal?で検査できます。

Parameter: uuid-random-source

{rfc.uuid} UUIDを生成するのに乱数発生器を使います。 デフォルトでは、内部的に乱数源を作って乱数化したものを使いますが、 このパラメータをparameterizeすることで独自の乱数源を使うことができます。 パラメータの値はSRFI-27の規定する乱数源でなければなりません (srfi.27 - ランダムビットのソース参照)。

Function: uuid-random-source-set! random-source

{rfc.uuid} Deprecated. UUID生成に使われる乱数源をカスタマイズするには uuid-random-sourceパラメータを使ってください。

Function: uuid1 :optional node-id

{rfc.uuid} バージョン1アルゴリズム(タイムスタンプとノードID)によるUUIDを生成して返します。 省略可能なnode-id引数はノードIDを指定する48ビットの正確な整数でなければ なりません (IEEE802 MACアドレスが通常使われます)。 省略された場合は、プロセス内でひとつのランダムノードIDを生成して使います (この場合、生成されるノードIDはマルチキャストビットが立てられるので、 現実に存在するMACアドレスとかぶることはありません)。

Function: uuid4

{rfc.uuid} バージョン4アルゴリズム(乱数)によるUUIDを生成して返します。

Function: nil-uuid

{rfc.uuid} 全てのビットが0であるnil UUIDを返します。

Function: parse-uuid string :key if-invalid

{rfc.uuid} UUIDの文字列表現をパーズし、UUIDインスタンスにして返します。 文字列が有効なUUID表現でない場合、if-invalidキーワード引数が 省略されるか:errorであればエラーが投げられ、 if-invalid#fであれば#fが返されます。

典型的なXXXXXXXX-XXXX-XXXX-XXXX-XXXXXXXXXXXXという形式に加え、 urn:uuid:プレフィクスがついた形、前後がカーリーブレイスで囲まれた形、 そしてハイフンを持たない形が認識されます。

Function: write-uuid uuid :optional port

{rfc.uuid} uuidの文字列表現をXXXXXXXX-XXXX-XXXX-XXXX-XXXXXXXXXXXX形式で portに書き出します。portが省略された場合は現在の出力ポートが使われます。

Function: uuid->string uuid

{rfc.uuid} uuidの文字列表現をXXXXXXXX-XXXX-XXXX-XXXX-XXXXXXXXXXXX形式で 返します。


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