For Gauche 0.9.14Search (procedure/syntax/module):

Next: , Previous: , Up: ライブラリモジュール - Gauche拡張モジュール   [Contents][Index]

9.32 gauche.syslog - Syslog

Module: gauche.syslog

このモジュールは syslog(3) のシステムロガーのインタフェースを提供します。

一般的なアプリケーションについては、gauche.logger モジュールの ほうが使いやすいでしょう(gauche.logger - ユーザレベルのロギング参照)。 このモジュールは syslog の API に直接アクセスする必要のある人向きです。

手続き群は基盤になっているシステムで syslog がサポートされている場合に のみ定義されます。

Function: sys-openlog ident option facility

[POSIX] {gauche.syslog} システムロガーへのコネクションをオープンします。文字列の引数 ident はログの接頭辞に使われます。通常はプログラムを名前にします。option は整数のフラグで、ログの振舞いを制御します。facility はプログラムの タイプを指定する整数です。

optionのフラグは以下の整数定数の1つまたは複数を logior で 合成することができます: LOG_CONSLOG_NDELAYLOG_NOWAITLOG_ODELAYLOG_PERROR および LOG_PID です (これらの定数のいくつかは基盤となるシステムがサポートしていなければ 定義されません)。

facility 引数は以下の整数定数のどれかひとつです。 LOG_AUTHLOG_AUTHPRIVLOG_CRON, LOG_DAEMONLOG_FTPLOG_KERNLOG_LOCAL0、 から LOG_LOCAL7LOG_LPRLOG_MAILLOG_NEWS, LOG_SYSLOGLOG_USERLOG_UUCP までです。 (これらの定数のいくつかは基盤となるシステムがサポートしていなければ 定義されません)。

これらの定数の詳しい説明については、システムの openlog(3) の マニュアル・ページを見てください。

Function: sys-syslog priority message

[POSIX] {gauche.syslog} 文字列 message をログに記録します。syslog(3) とは違って、この手続きは フォーマットを行いません。フォーマットされた文字列を生成するなら format (出力参照)が使えます。あるいは、より高水準の ルーチン log-format (gauche.logger - ユーザレベルのロギング参照) を使うこともできます。

整数の引数 priority は上述の facility 定数のどれかひとつ と、以下のlevel定数とlogiorして、合成することができます: LOG_EMERGLOG_ALERTLOG_CRITLOG_ERRLOG_WARNINGLOG_NOTICELOG_INFOLOG_DEBUG

Function: sys-closelog

[POSIX] {gauche.syslog} ロギングシステムとのコネクションをクローズします。

Function: sys-setlogmask mask

[POSIX] {gauche.syslog} どの sys-syslogへの呼び出しを記録できるかを決める、プロセスのログ 優先度マスクを設定します。 優先度マスクmasksys-sysloglevel引数に 対応するビットマスクをlogiorすることで作成できます。 レベルに対応するビットマスクは下のsys-logmaskから 取得することができます。

Function: sys-logmask level

[POSIX] {gauche.syslog} ログレベル level から sys-setlogmask に対する ビットマスク整数を返します。


Next: , Previous: , Up: ライブラリモジュール - Gauche拡張モジュール   [Contents][Index]


For Gauche 0.9.14Search (procedure/syntax/module):