バグフィクスと拡張
以前はテンプレートが暗黙のうちにquasiquoteされていましたが、
quasiquoteとquasirenameをネストした場合にうまくないので、
テンプレートに明示的にquasiquoteが必要になりました。
以前の構文も互換性のため当面サポートします。
互換性モードは環境変数GAUCHE_QUASIRENAME_MODE
で変更できます。
詳しくはquasirenameのマニュアルエントリと
Blogのポストで。
以前のようにキーワードとシンボルを独立した型として扱いたい場合は、
環境変数GAUCHE_KEYWORD_DISJOINT
をセットしてください。
いくつかのコーナーケースで動作に違いが出てきます。新しい仕様に合わせるには
マニュアルの「キーワード」の項を参照してください。
次のライブラリをサポートします: scheme.mapping, scheme.mapping.hash, scheme.generator, scheme.division, scheme.bitwise, scheme.fixnum, scheme.flonum. R7RS-Largeのサポート状況については Gauche:R7RS-largeを参照してください。
もし気に入らなければ、環境変数GAUCHE_REPL_NO_PPRINT
をセットしてください。
_
と...
は構文に束縛されるようになりました。
#<unbound>
を返してしまう場合がありました。
gauche-package compile
コマンド使用時に、生成されたCファイルのトラブルシューティングを
容易にするために、オプション--keep-c-files
と--no-line
が追加されました
(#427)。
~/.gaucherc
をロードしないようになりました。その機能は
gauche/interactive/init.scm
で提供されます。
gosh
を起動した時は今までどおり~/.gaucherc
が読まれますが、
gauche.interactive
を単なるモジュールとしてuse
した場合には
.gaucherc
は読まれなくなります
(#448)。
apply
の呼び出しが無くなります。例えば、
(apply f 'a '(b c))
は(f 'a 'b 'c)
と全く同じにコンパイルされます。
この最適化を切るにはgosh
にオプション-fnodissolve-apply
を
渡してください。
char-set:Lu
。
:name
引数で名前を指定することができます。