aka:アドレス帳
- 本ページの作成メモ
- 携帯電話のアドレス帳データをvCard形式で扱う話題の中で、あたかも携帯電話のアドレス帳データ形式もしくはその交換形式がvCardで定義されているような書きぶりをしているが、それは間違いな可能性がある。それは携帯電話のアドレス帳データを扱うアプリケーション側の工夫という可能性のこと。
- ただし、異なるキャリアやメーカの携帯電話間でIRでアドレスデータを交換できるという状況は、なんらかの合意された交換形式が存在する可能性を示唆している。
- いずれにしても、そのあたりが明確になったところで、このページの書きぶりはリファクタする必要がある。それは先の話。現状においては、とにかく生活が楽になる方向で必要なことを必要なだけ調べて書いていく。
- 関連標準
- 標準の状態及び選択
- 2010/8において
- vCardはVersion4を作業中。よって安定しているのはVersion3(RFC2426)まで。hCardは1.0。vCard3とhCard1.0は完全互換らしい。
- Apple AddressBook 4.0のexportはデフォルトでvCard3.0。vCard2.1も指定できる。LDIFも吐ける。
- Emacs/Mewのデフォルトのアドレス記録場所は、~/Mail/.mew-aliasと~/Mail/Addrbook。これは展開などにつかう独自形式。
- とりあえず、アドレス情報のテキスト形式での保管には、vCard3.0を採用することにする。
- 2010/8において
- vCardの基礎
- 名刺の電子版というのがコンセプト。
- 既存の規格をできるだけ利用するのが方針。
- 人の属性については、CCITT X.500シリーズのpersonのオントロジを利用。
- date and timeについては、ISO 8601に準拠。
- 電話番号については、ITUと業界標準を基礎とする。
- mime typeに`text/directory'がある。これはMUAが気にしてくれれば、アドレス帳との連携などを可能とするため。
- Emacs/Mewは`text/directory'を`text/plain'として取り扱う。
- Apple Mailは`text/directory'を気にしてくれる。
- X.500シリーズとの大きな差分は写真などのバイナリを扱えること。
- EmacsとvCard
- vCard用のモードがあるようだが、当面使わない。
- 携帯電話とのやりとり
- (携帯電話 and Mac) REUDO 携帯Sync. for Mac 6 を使う。
- from 携帯電話(docomo/foma) to Mac
1 USBケーブルをMacに挿す。 2 USBケーブルを携帯電話に挿す。 3 KEITAI Syncを起動する。 4 アドレス帳アプリケーションを選ぶ。 5 「ファイル->携帯電話から読み込み」を選ぶ。 6 携帯電話にて端末暗証番号と"0000"を入力する。KEITAI Syncに転送される。 7 「ファイル->エクスポート->vCard形式...」を選ぶ。 8 vCard3.0 (UTF-8)で保存する。
- 課題
- Q:`SOUND;X-IRMC-N:'、`SORT-STRING:'などの値が文字化けしているかも? Emacsで□になってる。
- A: Oops. これは半角カタカナ。
- 課題
- Q: FOMAカードの中に入っている番号が転送されない。
- A: 先に携帯電話上の操作にて、FOMAカード内の番号を本体にコピーしておく。
- 課題
- 携帯電話から取出したvcfの解読
- 例
BEGIN:VCARD VERSION:3.0 N:ロオジエ; FN:ロオジエ SOUND;X-IRMC-N:ロオジエ; SORT-STRING:ロオジエ X-PHONETIC-FIRST-NAME: X-PHONETIC-LAST-NAME:ロオジエ TEL:0335716050 END:VCARD
- 例の解読
BEGIN:VCARD <- これから始める。お約束。 VERSION:3.0 <- 不明。たぶんVCARDのバージョン。 N:ロオジエ; <- これは名前。複数カラム可能。順番は、the Family Name, Given Name, Additional Names, Honorific Prefixes and Honorific Suffixes。カラムの区切子は`;'。カラム内の列挙の区切子は`,'。 FN:ロオジエ <- the Formatted text corresponding to the Name of object. 単一のテキスト値。 SOUND;X-IRMC-N:ロオジエ; <- このvCardのnameを発音するための情報を格納。 <-`X-'で始まるtypeは私的拡張。 SORT-STRING:ロオジエ <- NやFNを国語にしたがってソートするのに使うもの。単一のテキスト値。 X-PHONETIC-FIRST-NAME: X-PHONETIC-LAST-NAME:ロオジエ TEL:0335716050 <- 電話番号。単一の値。TYPEパラメタを利用可能。例、 TEL;TYPE=work,voice,pref,msg:+1-213-555-1234 END:VCARD <- これで終わる。お約束。
- 例
- Is `X-' the official way to privately extend vCard features?
- Yes. See RFC2426.
- 携帯電話用`X-'の仕様は?
- Webで探してみたが、公開されているものはなさそう。
- すると開発者向け文書になるんだけど、その内容はここに書くことはできない。
- ということで、携帯端末をいじってみてわかる範囲で進めることにする。
- Nokiaにていくつか定義されているのを発見。Forum.Nokia
- ドコモ携帯電話(Panasonic)でのアドレスデータ構造の調査
- 電話帳登録項目
名前 カナ グループ 電話番号(複数可) メールアドレス(複数可) 住所(入力ステップは、郵便番号->住所。) 誕生日 メモ 静止画 No(自動採番)
- vCard項目との対応
BEGIN:VCARD VERSION:3.0 N:<名前> FN:<名前> SOUND;X-IRMC-N:<カナ>; SORT-STRING:<カナ> X-PHONETIC-FIRST-NAME: X-PHONETIC-LAST-NAME:<カナ> TEL:<電話番号 1つめ> TEL:<電話番号 2つめ> EMAIL:<メールアドレス> ADR:;;;;<住所>;<郵便番号>; END:VCARD
- 携帯Sync入力項目
メモリ番号:(自動採番) シークレット: 画像: 名前: 姓 名 フリガナ: 姓 名 グループ: 電話番号 電話番号 電話番号 電話番号 電話番号 電話番号 メールアドレス メールアドレス メールアドレス メールアドレス メールアドレス メールアドレス 住所: 郵便番号: URL: 所属: 部署/役職: 誕生日: メモ:
- vCard出力との対応
BEGIN:VCARD VERSION:3.0 N:<名前:姓>;<名前:名> FN:<名前:姓><SPC><名前:名> SOUND;X-IRMC-N:<フリガナ:姓>;<フリガナ:名> SORT-STRING:<フリガナ:姓><SPC><フリガナ:名> X-PHONETIC-FIRST-NAME:<フリガナ:姓> X-PHONETIC-LAST-NAME: <フリガナ:名> TEL:<電話番号> EMAIL:<メールアドレス> ADR:;;;;<住所>;<郵便番号>; ORG:<所属> TITLE:<部署/役職> URL:<URL> END:VCARD
- `携帯Syncで入力'->`携帯に書込'->`携帯から読込'->`携帯SyncでvCard出力'
BEGIN:VCARD VERSION:3.0 N:<名前:姓><名前:名> FN:<名前:姓><名前:名> SOUND;X-IRMC-N:<フリガナ:姓><フリガナ:名> SORT-STRING:<フリガナ:姓><フリガナ:名> X-PHONETIC-FIRST-NAME: X-PHONETIC-LAST-NAME: <フリガナ:姓><フリガナ:名> TEL:<電話番号> EMAIL:<メールアドレス> ADR:;;;;<住所>;<郵便番号>; END:VCARD
- 携帯電話書込時に変換されている模様。
- 電話帳登録項目
- from Mac to 携帯電話
- (TBD)
- from 携帯電話(docomo/foma) to Mac
- (携帯電話 and Mac) REUDO 携帯Sync. for Mac 6 を使う。
- Emacsでのアドレス帳
- BBDBを調査中。
とりあえずEmacs23.2上で構成してお試し中。 - BBDB Basic commands
On Mew: <S-Tab>: BBDB Completion On BBDB mode: (in *bbdb* buffer) e: bbdb-edit-current-field T: bbdb-display-record-completely m: bbdb-send-mail s: bbdb-save-db ?: bbdb-help h: other-window b: bbdb (Begin a new database search.)
- BBDBを調査中。
- Representing vCard Objects in RDF
- Representing vCard Objects in RDF
- The vCards' type-names are capital-letters, but counterparts in RDF are lower-letters.
- Original vCard
BEGIN:VCARD VERSION:3.0 N:Corky Crystal FN:Corky Crystal SOUND;X-IRMC-N:Corky; SORT-STRING:Corky X-PHONETIC-FIRST-NAME:Corky X-PHONETIC-LAST-NAME:Crystal TEL;HOME;VOIDE:+61 7 5555 5555 EMAIL:corky@example.com ADR;HOME:;;111 Lake Drive;WonderCity;;5555;Australia END:VCARD
- RDF vCard
<?xml version="1.0"?> <rdf:RDF xmlns:rdf="http://www.w3.org/1999/02/22-rdf-syntax-ns#" xmlns:v="http://www.w3.org/2006/vcard/ns#"> <v:VCard rdf:about = "http://example.com/me/corky" > <v:n>Corky Crystal</v:n> <v:fn>Corky Crystal</v:fn> <v:sound> <rdf:Description> <rdf:value>Corky</rdf:value> <rdf:type rdf:resource="@@@X-irmc-n@@@"/> </rdf:Description> </v:sound> <v:sort-string>Corky</v:sort-string> <v:x-phonetic-first-name>Corky</v:x-phonetic-first-name> <v:x-phonetic-last-name>Crystal</v:x-phonetc-last-name> <v:tel> <rdf:Description> <rdf:value>+61 7 5555 5555</rdf:value> <rdf:type rdf:resource="http://www.w3.org/2006/vcard/ns#Home"/> <rdf:type rdf:resource="http://www.w3.org/2006/vcard/ns#Voice"/> </rdf:Description> </v:tel> <v:email rdf:resource="mailto:corky@example.com"/> <v:adr> <rdf:Description> <v:street-address>111 Lake Drive</v:street-address> <v:locality>WonderCity</v:locality> <v:postal-code>5555</v:postal-code> <v:country-name>Australia</v:country-name> <rdf:type rdf:resource="http://www.w3.org/2006/vcard/ns#Home"/> </rdf:Description> </v:adr> </v:VCard> </rdf:RDF>
- Original vCard
- The vCards' type-names are capital-letters, but counterparts in RDF are lower-letters.
- Representing vCard Objects in RDF
rio orange