R6RS:翻訳:Rationale:syntax-case

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23 章 syntax-case

構文変換子の多くは高レベルの syntax-rules 形式で簡潔に表現できる一方で、簡潔に表現することができないものもある。入力フォームに現れなかった参照や識別子に対して可視の束縛を導入するものや、状態を持つもの、ファイルシステムから読み込みを行なうもの、新たな識別子を生成するもの、等、表現することすらできないものもある。syntax-case システム [10] では、プログラマはこの種の変換を行ない、さらに任意の変換を行ないつつ、syntax-rules で提供されていた、健全性の強制や、高レベルのパターンベースの構文照応やテンプレートに基いた出力も犠牲にせずにいることができる(報告書の「マクロ変換子」の節)。


Last modified : 2008/03/21 20:49:09 UTC