R6RS:翻訳:Standard Libraries:13 Hashtables

R6RS:翻訳:Standard Libraries:13 Hashtables

13 章 ハッシュテーブル

(rnrs hashtables (6)) ライブラリはハッシュテーブルに関する一連の操作群を提供する。ハッシュテーブルはキーと値を対応づけるデータ構造である。ハッシュ関数と適切な同値関数を与えてやれば、任意のオブジェクトをキーにすることができる。ハッシュ関数はキーを正確な整数オブジェクトに写像する関数であり、同値関数は引き数をふたつ取り、それが同値であれば真値を返し、さもなくは #f を返す関数である。ハッシュ関数と同値関数が矛盾しないことを保証するのはプログラマの責任である。標準のハッシュテーブルとしては任意のオブジェクトについて eq? と eqv? 述語(R6RS:翻訳:R6RS:11.5 Equivalence predicates)にもとづいたものが提供されている。また、任意のオブジェクト、文字列、シンボルのためのハッシュ関数が提供されている。

本節では hashtable という仮引き数名をハッシュテーブルでなければならない引き数について使い、 key という仮引き数名をハッシュテーブルのキーでなければならない引き数について使う。


Last modified : 2008/03/23 07:01:59 UTC