R6RS:翻訳:R6RS:5.8 Multiple return values

R6RS:翻訳:R6RS:5.8 Multiple return values

5.8 複数の戻り値

Scheme の式は任意の有限個数の値に評価することができる。これらの値は式の継続に引き渡される。

すべての継続が任意個数の値を受け付けるわけではない。例えば、手続き呼び出しの引き数の受け付ける継続はちょうどひとつの値を受け付けることが保証されている。 R6RS:翻訳:R6RS:11.15 Control features で述べる call-with-values 手続きを使うと特定個数の戻り値受け付ける継続を作成することができる。 call-with-values の呼び出しによって作成された継続に渡された戻り値が、その消費側に受け付けられなかった場合例外が発生する。異なる継続に受け付けられる値の個数と、期待されない個数の値を渡した場合の結果についてのより完全な説明については、 R6RS:翻訳:R6RS:11.15 Control features の values 手続きの説明のなかで与えられている。

基底ライブラリのなかの複数のフォームには順番に評価される式の列を下位フォームとして持ち、最後の式以外の戻り値が捨てられてしまうものがある。これらの、値を捨ててしまう継続は任意の個数の値を受け付ける。


Last modified : 2008/11/08 02:28:04 UTC