inexact 手続きは z の不正確な表現を返す。適当な型の不正確な数値オブジェクトに精度の限界がある場合、戻り値は引き数に最も近い不正確な数値オブジェクトである。正確な引き数に対して適切な範囲で近似された不正確で等価な値がない場合には、 &implementation-violation コンディション型の例外が発生することがある。
注: 絶対値が有限ではあるが不正確な数値として適切で有限な近似値のないほど大きい場合には、適切に近似された不正確な等価値が +inf.0 や -inf.0 になることもある。同様に、その構成要素が有限である複素数オブジェクトの不正確な表現が無限大を要素として持つこともある。
exact 手続きは z の正確な表現を返す。戻り値は数値として引き数にもっとも近い正確な数値オブジェクトである。ほとんどの場合、この手続きの戻り値は引き数と数値上等しいべきである。不正確な引き数に対して適切に近似された正確な等価値がない場合には、 &implementation-violation コンディション型の例外が発生することもある。
これらの手続きは、実装系依存の範囲で正確な整数と不正確な整数の自然な一対一対応を実現する。
inexact 手続きと exact 手続きは羃等元である。